【MVV例】「もしもラオウが社長だったら?」を全力考察してみたら、圧倒的な意志で突き進む、揺るがぬ覇者だった…!

ラオウ

「出典:原哲夫 公式ウェブサイト原哲夫ギャラリー!第二弾!

ラオウといえば、

「我が生涯に、一片の悔いなし!」

「意志を放棄した人間は人間にあらず!ただ笑いと媚びに生きて何が人間だ!」

というカッコ良すぎる名言からもわかるように、ラオウは信念を貫き通す強者で、弱さや媚びを嫌う孤高の覇王ですよね。そんなラオウが社長だったら…?

それでは、全力考察スタートです!

『北斗の拳』ってどんな物語?

『北斗の拳は世界的な核戦争後の荒廃し、暴力が支配する世紀末の未来で、一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」を使うケンシロウが愛と正義のために戦う物語です。ケンシロウは宿命的な敵との壮絶な戦いを通じて成長し、人々に希望を与える救世主となります。特に、決め台詞「お前はもう死んでいる」と、悪党の断末魔の叫びが特徴です。『あべし!』

同作には後世に残る名シーンや名言が多数出てきますが、ケンシロウの『お前は もう死んでいる!』(って言われてから死ぬからまだ死んでないやん!のやつ)、「てめえらに今日を生きる資格はねぇ!!」(お前らに食わせるタンメンはねぇ!と同じノリ!)、ラオウの「わが生涯に一片の悔いなし!!」(パチスロで20連チャンした時を思い出す!最高!)、レイの「てめえらの血はなに色だーっ!」(ピッコロだけは『紫だ!と言うのでしょう)と挙げればキリがありません。学生時代に『パチスロ北斗の拳』が大ヒットした世代なので、リアルタイムではありませんが、パチンコ屋での思い出が詰まりまくってます!10万入れて15万勝ちに行く名機!

ラオウって何者?

ラオウを知らない貴方のために簡単に説明します!ラオウは『北斗の拳』のボスキャラです。北斗四兄弟の長兄(次兄トキとは実兄弟)であり、圧倒的な力と野心を持ち「世紀末覇者拳王」を名乗りながら、暴力と恐怖で世界を支配しようとします。最強を目指す野望と、愛を理解できない悲しみ…。最終的に弟ケンシロウとの死闘で敗れ、その際に見せたラオウの人間的な一面も印象的です。必殺技は北斗剛掌波や天将奔烈。無双転生も使える!

部下の媚びは許さない!ラオウの独裁的マネジメントスタイル

「出典:【北斗の拳】第4回超像可動「ラオウ」原型イラスト公開!メディコス・エンタテインメント公式サイト

まずは、ラオウの特徴的なマネジメント・コミュニケーションスタイルを挙げてみました。

【権威主義的リーダーシップ】

ラオウは圧倒的な力と恐怖で組織を統制し、絶対的な服従を求めます。

「このラオウに必要なのは戦士だ! 媚など男には不要だ!!」

といった一発アウトなパワハラ発言からも、ラオウが強さを最優先し、恐怖による支配を基盤とする権威主義的なリーダーであることは明白です。このような権威主義的なリーダーシップは、ビジネスにおいて迅速な意思決定や明確な方向性をもたらす一方で、創造性やイノベーションを抑制し、従業員のモチベーションを低下させる恐れがあります。恐怖と圧力による管理は短期的には効果を発揮しますが、長期的には柔軟性に欠け、組織の競争力や持続可能性を損なう可能性が高いと言わざるを得ないでしょう。

【超トップダウン】

ラオウは一方向で命令形が多く、部下の意見やフィードバックは求めません。部下の意見など無視!というか、意見すらさせない!!

このようなマネジメントスタイルは従属的な環境を作り出し、リーダーの意志がすべてに優先される組織文化を形成しますが、組織全体がラオウ一人の意志に従うことを強制されるため、組織の多様な視点や意見を封じ込めるリスクが伴います。

【罰則と報酬システム】

ラオウは部下の行動を制御し、目標達成を図ります。彼が求める行動のみを強化し、望ましくない行動を瞬時に抑制します。

例えば、ラオウは強さと忠誠心を持つ者に対しては報酬として地位や恩恵を与え、戦士としての誇りを認めます。一方、彼に逆らった者や弱さを見せた者には、無慈悲に罰を与えます。反抗的な村を力で制圧し、無抵抗を選んだ村の長を容赦なく殺害したエピソードは、ラオウの厳格な罰則を示すものです。また、ラオウに対して忠誠を誓い、強さを示した者たちは、側近や軍の幹部として重用されました。このように、ラオウのスタイルは部下に対して強力な制裁と明確な報酬を提示し、恐怖と利益で統治する典型的な「罰則と報酬システム」として機能しています。

こうしてラオウのマネジメント・コミュニケーションスタイルを列挙してみると、ラオウは厳格で独裁的な社長になりそうですよね。

THE.独裁者!

独裁的なマネジメントは、組織の長期的な柔軟性や社員の士気を下げる可能性が高いです。ただラオウは圧倒的強さとカリスマ性を持つ男!社員のラオウへの崇拝心があれば強固な組織を築けるかも!?

名シーンから考察!ラオウは愛と哀しみを知れば、良い社長になれる!?

「出典:天の覇王 北斗の拳 ラオウ外伝|マンガほっとWEB

ラオウが見せる『意志』の強さを彼の信念や価値観から見てみましょう。

〜山のフドウとの戦いにおいて〜

ラオウはケンシロウとの2度の対決後に感じた恐怖を克服するため、かつて自分に恐怖を植え付けたフドウに戦いを挑みます。その際、ラオウは背後の地面に線を引き、一歩でも後退しようなら矢を射るよう部下に命じていました。

フドウは子供たちを守るために封印していた武具を再び身につけ、「このフドウ、汚れなき命のために鬼神となって戦おう!!!」と鬼神のごとく奮戦します。ラオウはそんなフドウに対しても「恐怖など微塵も感じぬ」と恐怖の克服を確信し、一歩も後退することなく戦います。

しかし、フドウは何度倒されても立ち上がるのです。やられてもやられても立ち上がるフドウ…。そんなフドウを見守る子供たち…。

フドウは血まみれになりながら言います。

「か……哀しみを知らぬ男に勝利はないのだ!!」

その姿にラオウは恐怖を感じ、気づけばフドウの気迫でラオウは後退していました。そこにラオウの部下の矢が飛び、ラオウではなくフドウの身体を貫きました。

「なぜこの拳王の背中を射なかった!!…どこまでも下衆な奴らよ!敗れて命を拾おうとは思わぬわ!!」

ラオウは怒りに震えて叫び、部下を殺します。ラオウは戦いから後退した自分を絶対に許せなかったのです。(だからって部下を殺すなよ!)

瀕死の状態でフドウはラオウに告げます。

「ケンシロウを倒すことはできない。」

なぜなら、ただひたすらに突き進み、相手を恐怖させてきたラオウは「愛」を知らないからです。愛を知らない者には、哀しみがわかりません。愛と哀しみを知る者は強い。だから、ケンシロウは強い。フドウはラオウにそう教えたのです。

真の強さを手に入れるためには、単なる力や恐怖心の克服ではなく、悲しみや痛みを理解し、その上で戦うことが必要なのです。

ラオウはフドウの言葉によって、自分が未だに「悲しみ」を知らず、それを理解しなければケンシロウに勝てないと悟ります。

このシーンは、ラオウが自身の限界を認識し、後にケンシロウとの最終決戦に向けて重要な決断を下すきっかけとなりました。フドウの犠牲とその言葉は、ラオウに大きな影響を与え、物語の重要な転機となりました。

このシーンはラオウの信念や価値観に色濃く影響を与えたシーンと言えます。

ラオウは愛や哀しみといった感情的側面を軽視した独裁的な社長になることが予想されますが、もしもラオウ自身がその限界を認識し、愛と哀しみを知ることができれば、共感や協力を基盤とした持続可能な組織に生まれ変わることができるかもしれません。

独裁者!!

服従か粛清か!ラオウの超トップダウンマネジメントは国防向きかも…?

「出典:ラオウ|北斗の拳 OFFICIAL WEB SITE

ラオウが社長だった場合は、確実に権威主義的な超トップダウンマネジメントを発揮します。

権力と暴力で組織を統率するスタイルはフリーザと近いように見えて似て非なるもの。なぜなら、フリーザは部下からのフィードバックも的確に受け止める場面がありましたが、ラオウの場合はフィードバックは一切なし!!

服従しなければ粛清の一択。

生き残る術は彼の言うことに従い、結果を残し続けること。それによって成長は出来るだろうけど、生きた心地がしない・・・きっつ!

とにかく高い目標を設定し、それを達成するための厳しい指導と管理を行うことから、以下のような業界・企業が向いていると推察されます。

①絶対的服従がプラスに働く業界(軍事・防衛業界)

倒産間近で起死回生の復活が強いられる企業

③カリスマを必要としてる国(もはや大統領w)

ラオウのマネジメントは短期的には高い成果を上げることができ、組織全体の規律が強化されますが、一方で、長期的には部下のモチベーションや創造性が低下するリスクがあり、従業員がただただ心配です。

しかも、これだけ暴君として君臣していたにも関わらず、最後は『わが生涯に一片の悔いなし!!』なんてイカれてる!絶対に一緒に働きたくない!

【まとめ】最後にラオウの思想をMVVにしてみた!

「出典:【北斗の拳 LEGENDS ReVIVE】直筆監修イラストギャラリーvol.2ラオウ暴挙星

では、最後にラオウの思想をミッション・ビジョン・バリューで表現してみたいと思います。

【ミッション】

  • 運命の粉砕

【ビジョン】

  • 世界覇者 拳王

【バリュー】

  • 逃亡は死より重し
  • 剛の拳
  • 抗え

少しでも面白かった!参考になった!って方は、ぜひまた遊びに来てください!

次回は、「もしもGTOの鬼塚英吉が社長だったら…?」の記事をお送りします!お楽しみに!

参考URL:

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